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冬の入り口
私の場合、ヒーターの灯油の匂いが何かの想い出につながっているようで、
季節のはじめに嗅ぐたびになんとも懐かしい気持ちになるのですが。
一体何の記憶とつながっているのか、
もうずっと思い出せずにいます。


最近は、散歩に出てもすぐに帰って来ます。
暑さ、寒さ、季節には驚く程敏感な反応をするところが
ちょっと感動的でもあります。



寒く曇った日には、ごろりと寝転がって、
誰かとどうでもいい話をだらだらとしたいものなのですが、
この部屋だけ圏外なのでしょうか、誰からも電波は届きません。



これからは、寒くなる一方なのだそうです。
いよいよ冬ですか。
新しく買ったコート、袖を通す日も近いようですな。
# by mikansky | 2009-11-16 10:54 | today | Trackback | Comments(6)
旅に出たい

初めてひとりで海外へ行ったときのこと。
成田からアメリカへ向かう便の乗客はほとんどが日本人で、
外国を感じさせるものなど何ひとつなく。
ところが、空港に降り立ってみたら(シアトルだったのかポートランドだったのか)
当然そこははっきりとした外国で、その迫力に気圧された私は
乗り換えの為にターミナルを移動し始めた辺りからおどおどと挙動不審に。

アメリカからカナダへの便はほぼ国内線と同じ感覚で、
私が乗り込んだ飛行機は通路をはさんで両側に3席が並んだやや小さめのもの。
チケットの番号を頼りに自分の座席へたどり着いてみると、
それは3席並びの真ん中の席。
ということはひとり旅が3人並ぶわけね、と手荷物を収めて
無事にここまでたどり着いた安心感と共に席についたのでした。
ところが・・・

私の両隣に座るべく通路を進んで来たのは、なぜかアメリカ人夫婦。(カナダ人だったかも)
そう、夫婦。
えっ? 私をはさんで夫婦?
解せません。
なんとかエア(どこの航空会社だったか忘れました)のカウンターのお姉さんは
なぜに独り者の私を3席の端っこにしなかったのでしょう?
ところがこの夫婦、真ん中に座る私を見てもさほど気にすることもなく、
奥さんは窓際へ、旦那さんは通路側の席に陣取ります。
あぁ、ここはひとつ
「私が席を替わりますので、どうぞお二人は並んでお座り下さい」
と格好よく決めなくては。
が、しかし、当時の私は英語下手っぴもいいところ。
意を決して奥さんに話しかけてみたものの、多分あちらには
「えー、あー、席ぃ、替わる、いい?」
程度に聞こえたであろうたとたどしさ。
案の定彼女は、外国から独りでやってきた可哀想な子供を見るような目で
「窓際に座りたいの? いいわよ。どうぞ。」
そうではなくて・・・ということを手振り身振りで伝えると、
彼女は「Oh,」と眉を上げて笑い
「ありがとう。でも、気にしないで。
 私たち、いつも一緒にいるんですもの。時には離れて過ごす時間も必要よ」
と、ゆっくりとしたわかり易い英語で言います。
な、なんて気の利いたことを言うんだ、アメリカ人!(うん、カナダ人だったかも)

旦那さんはどんな反応?と見ると、
彼は前方に視線を向けて、何かに気づいたようにふっと立ち上がります。
通路を少し進むと、
3列ほど前の席で鞄を頭上の棚に上げようとしている女性からその荷物を預かり、
彼女が手を伸ばしていた棚にそれを収納しました。
ジェントルマンだぞ、アメリカ人旦那!(まぁ、カナダ人かもしれないんだけど)
そして、奥さんは、席へ戻って来る旦那さんに向かって親指を立てて
「Good job!」と満面の笑み。
その言葉に、旦那さんもそりゃあもううれしそう。
ああ、なんて素敵なんだ。
ビバ、ナニ人か分からない夫婦!!
もうその時点では、それが初めてのひとり海外であることも、
だからちょっと不安で挙動不審だったことも、
「席ぃ、替わる、いい?」レベルの英語しか話せないことも、
すっかり忘れた私は、なんとも楽しく浮かれ気分になっていたのでした。

ちょっと優等生っぽい言い方でなんともこっ恥ずかしいものですが、
旅行というのは、特に、言葉も文化も違う場所への旅というのは、
こういう、人との出会いを楽しむためのものなのかもしれません。
そう、ベトナムの道路を一緒に渡ってくれたおばちゃんや、
香港の街角で道を教えてくれたお姉さんや、
カナダのスーパーで「これ美味しいよ」と声をかけてくれたイケメンや、
そんな人たちにまた出会いたくて私は旅に出るのです。
(くうーっ、かっこいい!)

ああ、旅に出たいよ。

# by mikansky | 2009-11-13 22:46 | trip・odekake | Trackback | Comments(4)
空から
I will go down now,
and see whether they have done altogether according to the cry of it,
which is come unto me; and if not, I will know.
(Old Testament, Genesis Chapter 18, Verse 21)

この時六本木ヒルズへ行ったのは、このDVDを買うために。
「東京スキャナー」。

実はアタクシ、空撮マニアでございます。
空撮です。盗撮マニアでなくて本当によかった。
いえ、それはともかく・・・
なぜか特に、東京の街を空撮した映像が好きでなりません。
この「東京スキャナー」は、
まさに東京の街を上空からハイビジョンで撮影した映像だけを収録したもの。
平たく言えば"延々と空撮"なのですが、
平たく言ってしまったら罰があたりそうな程の傑作です。

映像は旧約聖書18章21節が画面に現れて始まります。
海中から湧き上がった"視線"は空へと高く上昇し、
東京の中心を目指してその飛行もしくは浮遊を開始します。
もう、この辺りから私は鳥肌ぞわぞわ。
かっこよすぎます。

東京湾から荒川を遡り、浅草の街を見下ろし、新幹線を捉え、
まるでターミネーターの目で見るかのような、
偵察機が東京という街とそこに蠢く人々を探っているかのような、
そんな映像はタイトルのスキャナーという言葉にぴったり。
ひとつひとつのシーンに、いちいち「おぉーっ!」と声が出てしまいます。
ただ、
そんな映像と冒頭の旧約聖書の言葉の組み合わせが不釣り合いなような気がしたのですが…。
"視線"が渋谷のスクランブル交差点を見下ろす辺りで
その違和感も消化されました。
まるで
自分が体ひとつで空中を浮遊しながら
街や人を見下ろしているような感覚に突如襲われたのです。
そこからはもう、東京を見下ろすその視線が
旧約聖書18章21節の言葉通り
地上で起きていることを見定めるために下って来た神のそれのように思えて。

本編は20分程の短編ですが、見終えた時には心地よい疲れすら感じるような、
(あくまでも空撮マニアの視点でですが)
すごさです。
ちなみにこの「東京スキャナー」、
六本木ヒルズのオープニングイベントで公開された作品で、
DVDはヒルズのアートアンドデザインストアか
森アーツセンターミュージアムショップでしか購入できません。

そう、東京の空撮といえば「東京の空の下」も傑作。
(だから、あくまでも空撮マニアの観点でね)
撮影・放送されたのが1966〜71年ということで
「東京スキャナー」とは対極のシンプルさ。
これはこれでなんだかドキドキしてしまうマニアなのであります。
# by mikansky | 2009-11-12 00:11 | favorite | Trackback | Comments(0)
苦あれば楽あり
ここしばらく、ばあちゃんの介護がちょっと大変。
毎朝毎晩おむつを替えて、
昼となく夜となく呼び鈴が聞こえたら飛んで行って、
そんな毎日だから
軽く呼び鈴恐怖症で、微妙に睡眠不足。
些細な事を拾っては、
「こんなの不公平だ」って思ってしまう自分に嫌悪感。

だから、嘘に近いような理由をつけて、私、でかけた。
じーこじーこと音を立てて紙を吐き出す大きなプリンターのすぐ隣で
「この音でよくそんなに熟睡できるね」と相方が驚く程に眠って、
定食屋で、ハムエッグ、酢の物、焼き厚揚げ、小ご飯で計600円のディナーを食べて、
「水曜どうでしょう」の新しいDVDを見て大笑いした。

またちょっと頑張ってみよう。
で、しんどくなったら嘘に近いような理由をつけてでかけよう。
人生楽ありゃ苦もあるさ。
ってことは、苦がありゃ楽もあるってこと。

# by mikansky | 2009-11-03 22:56 | other | Trackback | Comments(6)
少しだけ
そんなに一大事ではないけれど、
少しだけ、気持ちに余裕のないここしばらくです。

だから、時間があるようでないようで、
ブログもなかなか書けないままに。

そんな事情についても、心の波がもう少し静まったら
書いてみようかと思っていますが。

メールをお送りしなきゃいけない方も何人かいるのですが、
今週中には、必ず。

とりあえず、今日は、
おやすみなさい。
# by mikansky | 2009-10-28 22:23 | other | Trackback | Comments(0)
タワーにのぼる
築地でちょっと贅沢なお寿司を堪能し、
六本木ヒルズでちょっとした用事を済ませた後、
ここへ足を伸ばしてみました。


遠くから眺めることは何度となくあるけれど、
上ってみるのはもう20年ぶりくらい。


展望台から空を眺めれば、飛行機や


飛行船が当たり前のように飛んでいて


見下ろせば、ビルの屋上は未来都市のよう。


ルックダウンウインドウって意外と小さいのね、と思ったら


こんなに大きいものがありました。


親に無理矢理のせられちゃっても子供はへっちゃらです。


「いやぁ、午後になるとタワーのせいで日陰ですわ」とか、


「3時以降ウチのオフイスは映り込みがねぇ・・・」なんて、ちょっと言ってみたい。



それにしても、東京はすごい街です。


スライドショー
# by mikansky | 2009-10-20 22:10 | trip・odekake | Trackback | Comments(6)
Do you know it's a long weekend again?
超高級柿ピーです。
庶民の贅沢なんてこんなものです。

ついこの間シルバーウィークとやらの連休があって
「ついこの間夏休みだったのに、みんな金持ちだね」
と悪態をついてみたのに、
またもや世の中は連休なのだそうです。
とはいえ、私には何もありません。
何も。
唯一この前の連休と違うのは、
四川省ではなく脱出ゲームに夢中♡ということだけです。



Gourmet magazineが廃刊になってしまうそうだ。
この雑誌とbon appetit magazineは、カナダに渡ったばかりの頃によく読んでいた。
レシピの英語は簡単だから
まだまだ英語がわからない私に料理雑誌はとても読み易いものだったし、
キレイな料理の写真は夢のようだった。
文字ばかりの分厚い教科書に疲れた私を
慰めてくれたGourmet magazine。
残念。
# by mikansky | 2009-10-11 22:55 | other | Trackback | Comments(2)
一過
まだ風が残っているものの、
台風はさらに北へと通り過ぎていきました。
行く先であまり悪さをしなければいいのですが。
雨と風で洗い流されたような空です。





ビスケットをお昼がわりに、
たまっている"紙仕事"を片付ける午後であります。
# by mikansky | 2009-10-08 13:58 | today | Trackback | Comments(2)

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