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新年のごあいさつ
2012年のご挨拶を、こっそりと。

昨年は、正直、へこたれた1年でした。

祖母の介護で、私たち家族の神経はすり減り、
情けないことに、私は今までになく家族を疎ましく思いました。

そこへ地震。

続く余震、毎日のように鳴る緊急地震速報のブザー、どうしても止まない地震酔いのめまい、
しかしそれを泣き言にしては東北の人達に申し訳ないという罪悪感のせいで、
明かりもテレビも付けっぱなしにしないと布団に入れないという毎日が続きました。
だけど、節電の世の中で明かりやテレビをつけたままにする自分への情けなさ。
堂々巡りでした。

本当は、そんなぐずぐずの思いを
書くことで全部吐き出してしまおうと、何度も考えました。
あの日、あの瞬間、何十羽の鳥が凄まじい勢いで南の空へ飛ぶのを見たこと。
裸足で外へ飛び出して、玄関の柱にしがみつき、揺さぶられ続けたこと。
電気のない、情報のない一晩が明けた朝に初めてテレビで見た東北の光景。
それからずっと私の中で続いていた思い。
そういう諸々を書けば少しは楽になるかもしれないと思いながら、書けませんでした。
書くことで反芻してしまうのが怖かったのかもしれません。
また、楽になってはいけないという思いもどこかにはあったような気がします。
でなければ、あんなにひどい目に遭わなければならなかった東北の人達に申し訳が立たない。

140文字で他愛ない日常をつぶやくことの方が俄然楽で、
毎日の断片Twitterに書き込んだり、
Facebookで昔からの友人・知人との旧交を温めたりの日々でした。

今年は、去年経験したことや感じたことを、少しずつ違う形に変えていこうと考えています。
何をどうやっていこうかという具体的なものはまだ見えていませんが、
内向きの時間はそろそろ終わりかな、という気がしています。

皆さんはどんな去年を過ごし、どんな今年につなげていこうと考えていますか。
また何かの形で、ささやかなつながりが持つことができればありがたく思います。

いい1年になりますように。
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Top▲ | by mikansky | 2012-01-03 15:21 | other
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