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京都の旅・その参 『キミは何を捨てるか?!』

錦小路でお土産の下見を終えた後、いよいよ縁を結ぶために鈴虫寺へ。
ところが・・・京都駅からバスに乗る段で不吉な混雑ぶり。
そして現地に着いてみると、長蛇の列ができているではありませんか。
一旦は並んではみたものの、お寺へ入れる時間、和尚様のお話を聞く時間、
諸々を考えると、筍亭6時の予約が危ない。
ご縁と筍を天秤にかけて悩む三十路組みふたり・・・
結局、ご縁を泣く泣くあきらめて筍亭に向かうことと相成りました。
とことん色恋には縁がないようです。

最寄の駅からタクシーに飛び乗ると
「今、筍亭は桜が満開ですよ。今日のお昼もお客さんで一杯でした」
と運転手さん。
うーん、寄せて上げた胸が期待に高鳴ります。

車1台がやっとという感じの細い道の突き当たりが大きく開けたかと思うと
そこが筍亭でした。

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うひゃぁ!
多少想像はしていたものの、本当に料亭じゃないの!

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運転手さんの言葉通り、桜は満開。
それに見とれつつも、その門構えにちょっとオドオドしながら足を踏み入れる
庶民2名。








個室に通された私たち。
部屋の広さと、座卓の大きさゆえに二人の間に広がる微妙な距離感。
「密談、って感じだね」
「うん、談合、って感じ」
なんておバカな会話でしょう、それもやや小声で。

そこへ仲居さん登場。
いよいよ長年の夢、筍尽くしのスタートです!

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前菜:木の芽和え、味噌漬け、粕漬け、ひめ皮のバイ肉和え


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King of 筍料理、木の芽和え 香りは天にも昇る美しさ


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Queen of 筍料理は若竹煮


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蒸し物:ひめ皮を白身魚で巻き、蒸したものをあんかけに


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田楽


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筍寿司


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その衣をそっと剥いでみると・・・

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ひめ皮のきんぴら


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酢の物:「良かったらラディッシュも食べてくださいね。
若い板さんが一生懸命包丁を入れたものですから」と仲居さん。
はい、しっかりいただきました。


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揚げ物:筍だけでなく、茄子が妙に美味しかった!


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こんなところに桜の花が


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締めは定番、筍ご飯と若竹のお吸い物



とにかく、どんなゴージャスなフレンチも敵わない究極のフルコースでした。
なんておいしいのでしょう、筍。
「畳の上に寝転がってじたばたしたいくらい幸せだよぉ」と言ったら、
「それはそれは」と仲居さんに笑われてしまいました。

「私、筍教の教祖様になる!
あ、筍党のほうがいいかしら?」
もう制御不能です。
「毎年この季節にこれを食すことができるなら・・・」
「できるなら?何を捨てる?
さぁ、キミは筍のためなら何を捨てることが出来る?!」
「今日、鈴虫寺の列を離れた時点で
もう大きなものをひとつ捨ててしまったさ・・・ふふっ」

来年の春も、行きます。

★次項『カテキンパワー!』につづく

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Top▲ | by mikansky | 2005-04-14 12:56 | trip・odekake
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