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鬼門でSTOMPを見る
品川プリンスホテル・ステラボールにて『STOMP』を見て参りました。

だいたいからしてこの品川という場所、鬼門です。
なぜか駅に降り立った途端、
西から昇ったお日様が東に沈む状態に陥ってしまうのです。
「東口、東口」と唱えつつ改札を抜けると、目の前に
『西口、プリンスホテル方面』のサイン。
うぁぁぁ???
サインボードがそう言っているのだからそうなのでしょう。
西へ進みます。
でも、でも、私の方向感覚の中では、プリンスは東口なのです。
(今、地図で確認しました。西口ですね、はい)
そういえば、6年ほど前に来たときも反対方向へずんずんと進んで
うぁぁぁ??とUターンをかましたことがありましたっけ。
お陰で初おデートに遅刻。
ふふっ、それも今となっては甘酸っぱい思い出ね。(遠い目)

気を取り直して西口へ出ると、目指すプリンスがわからない。
ああもぉっ!!と思いつつ歩道の案内板を覗き込んでいると・・・
どかーーーーーーん!!
案内板のすぐ向こう側、車道で3台の車が玉突き衝突を起こしておりました。
まったくもってして鬼門です、品川。

なんとかたどりついたステラボールでいよいよSTOMPの始まり始まり。
前回2年前の公演は、赤坂のACTシアターでNK嬢と見ました。
今回は日本人の宮本やこさんが参加しているということで
それも興味をそそられたポイント。

モップ技(って言うのか?)で始まった今回のステージ、
使われていた技(だから、それでいいのか?)は基本的に前回と同じでしたが、
構成が少々変わっていたかな。
だからと言って見飽きた感はまったくありません。

リズム感がすごいよねぇ、なんていうのは言わずもがなのことでして、
それ以上に、人間の身体ってすごい!ビバ肉体!
ってところに前回同様甚く惹かれてしまった私。
宮本さんもさすが和太鼓のエキスパートだけあって
他のメンバーと比べて華奢な身体ながら存在感ありありなのが
やたらカッコイイ。

一階席では小さな子供がうきゃきゃきゃきゃ!とえらく楽しそう笑い声をあげていました。
神経むき出しみたいにストレートなお子ちゃまは
大人たちが、確認して→理解して→反応するよりも数秒早く
それはそれは真っ直ぐに笑うのですな。
なんだかそれが大変心地よく感じられました。
そりゃ、お子ちゃま禁制の芸能も多々あります。
それはそれで仕方ない。
ただ、完璧子供向けに作り上げられたヒーローショーやキャラクターショーばかりでなく
大人がしっかり鑑賞できる芸能を子供も一緒に体感して、
あんなに楽しむことができるというのはなかなかどうしてすごいコトではないかしら。
もし私がSTOMPのメンバーだったら結構うれしいだろうな。
あの笑い声の方向に向かって
「キミだけのために、いつもより余計に叩いてあげよう!」なんてね。
彼(多分男の子)の笑い声を聞きながら
「うむ、たっぷり楽しむのだぞ、ぼん」と頷く私でありました。

良い一日也。
帰り道、空を見ると赤い月が昇り始めたところでした。
うん、東はあっち。

Top▲ | by mikansky | 2005-08-21 22:09 | today
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