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あの時の言葉#5
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『どいつもこいつも、ホールディン、ホールディンよっ!!』

7月のカナダ旅行で飛び出したNK嬢の言葉です。
帰路、ビクトリアからバンクーバーへのフライトで
彼女と席が離れてしまったのですが、
バンクーバー空港へ着き、先に降り立った彼女に私が声をかけたところ
帰ってきたのがこの言葉。
正確には
「どいつもこいつも、holding、holding・・・」です。

その2日ほど前、NK嬢、N嬢、私の3人で夕暮れのビクトリアを散歩していた時
なんの脈絡もなくNK嬢が呟きました。
「私、何年男の人と手をつないでないだろう・・・」
考えてもみてください、
世間が負け犬と呼ぶ条件を完璧に持ち合わせた3人が夕暮れの街を歩くその時、
会話が途切れたその不思議な瞬間に、
こんなセリフをぽつりと言われてごらんなさい。
そりゃあ、場の空気も張り詰めます。
ふと前方を見やると、そこには仲睦まじく手に手を握り合って歩くカップルの姿。

「Nちゃんも、mikanskyちゃんも、お相手がいるのだから・・・」
と切なげに言うNK嬢を
「まあね~、うふふ♪」とからかいながら、私も自分のここしばらくを振り返っていました。
そういえば私の最後はいつだっただろう。

考えれば、最近、私と相方が手をつなぐことはほとんどありません。
電車が揺れるにもかかわらず、どこにも摑まれないときに
軽く腕を借りるくらいでしょうか。
たまにはいいんじゃないのかなぁ、と思ったりもしますが
だからと言って、
「手をつなごう」なんて、たとえ河童に尻子玉抜かれようとも言えない私。

ビクトリアからバンクーバーに向かうわずかな時間の中、
NK嬢は自分の座席のすぐそばに
"holding their hands each other"のカップルを見つけてしまったのでした。
だから、飛行機から降り立った瞬間に
「どいつもこいつも、ホールディン、ホールディンよっ!!」
となったわけです。

大人の女ですからね、
手をつなぐなんて行為くらいで揺れてる場合でもないのですが、
でも、時々誰かとふっと手をつなぐことができたら
ちょっと気持ちいいんだろうな、なんて思ってしまうのも本当。
だから私は
「どいつもこいつも、ホールディン、ホールディンかよっ!!」
と心の中でN嬢を上回る悪態をつきながら今日も街を歩くのです。

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Top▲ | by mikansky | 2005-08-24 15:27 | words
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