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父のココロ

従妹が結婚しました。
それはそれは衝撃的な結婚でした。

「会ってほしい人がいるから連れて行く」
ある日突然そう言われ、わくわくと待っていた彼女の両親。
(私の伯父と伯母ね)
その前に現れたのは、従妹よりも24歳年上、
両親と同世代の男性、まあ、言ってしまえばオッサンでした。
四者会談の間、伯父はずっと押し黙ったままだったとか。

そして数日後、従妹から伯母に電話。
「今日、籍を入れてきたから」
結婚したいという意思は聞いたものの、
それがいつになるのか、式はするのかしないのか、
どんなふうに生活していくのか、などといった具体的なことは
何も聞かされないままに、わずか数日の後に娘が入籍してしまったのです。
「ありゃりゃ~」と驚く私の横で、母画伯は
「でもさ、今だ! と思えるタイミングなんて一生のうちそうそうはないからね、
その瞬間を逃さずに掴まなきゃ・・・」と、なぜか遠い目。
Big waveを待つサーファーか、あんたは。

そんな話を、レッスンにいらしたKさんにしました。
「ふぅ・・・」とため息をついて肩を落とすKさん。
「わかりますよ、終始無言だったお父さんの気持ち」
Kさんは1歳の女の子のお父さん。
「”もし娘が結婚すると言い出したら”なんて、もう考えますか?」
「そりゃもう、年上だろうが年下だろうが、
わけのわからない男にかわいい娘を盗られてなるものか! ですよ」
「でも、Kさんも盗ったんですよね、奥さんのお父さんから、かわいい娘さんを」
「あっ・・・」
「お義父さんからしたら、わけのわからない男ですよねKさんは」
「まぁ、しかし、今更返すわけにもいきませんし・・・」
「そうですね。 “盗ったな!” “ じゃあ返しますよ!” じゃあ、
まるで開き直った万引き犯とそれを追い詰める万引きGメンですものねぇ」
「はい」
まったく、レッスンで一体何を話しているやら。

それにしても、娘を思う父の心というのもなかなか複雑なものなのですね。

「奥さんはKさんと結婚されて幸せなのでしょうし、
お嬢さんにもいつかKさんのような素敵なお相手が現れて
幸せになれればそれで良しとしましょうよ」と言う私に、
Kさんは何かを吹っ切ったように明るく言い放ちました。
「そうですね。
あまり反対した挙句、
いい年になっても結婚できずに負け犬になってしまっては
その方が大変です!」

・・・喧嘩売ってんのかよ。

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Top▲ | by mikansky | 2006-05-21 22:11 | other
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