人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Top
ギャップ

一晩中お腹が痛くて、なかなか寝付けず、
本当だったら今日は友達の事務所で助っ人だったのに
お休みをさせていただきました。
今はほとんど快復したのですが、
また痛みが出てしまうと困ったことになると思って。
「そんなわけで、今日は休むことにしました」と言うと、
「あら、じゃあアンタ家にいるのね」と
母は出かけていきました。
「晩御飯、お願いねー」と言って。
お母さん、何かが少しだけ違っている気がするのは
私だけでしょうか。




近所の本屋の「美容本コーナー」とやらのど真ん中に、
二つの本が並んでいます。
ひとつは『十和子塾』。
そしてもうひとつは『武田久美子の作り方』。
女子チームならぴんと来ると思いますが、
吉川十和子と武田久美子が自らの美の秘密を明かす(?)
DVDブックです。
結構売れているらしいです。
毎回、この2冊の前で立ち止まってはしばらく考え込んでしまう私。
「買うなら、どっち?」

答えは、武田久美子。
十和子さんがイヤだというのではありません。
お金があるとか、元々が美人なんだからという点を差し引いたって
やっぱりこういう40歳がいてくれることは
同じ女性としてはとてもうれしい限りなのです。
でも、なぜ久美子方面へ引かれていくのかというと・・・・

彼女は、俗っぽい意味での『品』というものからずれた位置にいるんですね。
うん、品行方正な人からすれば下品と形容されてしまうのかもしれませんね。
だけど、敢えて"俗っぽい"という表現を使ったように、
一般的な観点からした品からはずれていても、
けっして品性をなくしてはいないと私は思うんです。
彼女がまとっている、
「エロかっこいい」なんてお子ちゃまの言葉では形容できない
すこーんと抜けたHさと美しさは、
ともすれば女として持っていなきゃならない必須要素なんじゃないかな
とまで思ってしまいます。

もうひとつ、どうして私が彼女に魅力を感じてしまう理由は、ギャップ。
上の前歯はすべて差し替えているというくらい
美にこだわっている彼女。
でも、娘と一緒にいるときは、その顔つきが完全にお母さんになっている。
いまだに、貝殻ビキニで現れてもおかしくないほどの匂いと、
「もう一人子供が欲しいんです」と笑う顔の、このギャップに
私は「すごい!」と全面降伏(笑)してしまうんです。
十和子さんは、どんなに突き詰めてみても、
やっぱり十和子さんでしかない。
あのキレイな手指でタバコを口へ運びながら
「一日2箱。どうしてもこれだけは譲れないんです」
ってお上品に微笑まれたりしたら完全にヤられちゃうんですけどね(笑)

女性だけじゃないですね。
男性も、ギャップがある人はやっぱり魅力的。
もちろん、一見してすぐにわかっちゃうギャップなんていうのは
軽い性格破綻にも近いわけで(笑)、それはちょっとマズイ。
魅力を作り出すギャップというのはそうそう簡単には見えてこないものです。
だから、誰かと出会って、その人に少し心惹かれたりすると
ギャップを見つけたくて「もっと、もっと」という具合に
時間を共有したくなるわけです。
でも、うまくできたことに、このギャップなるものは
意識して探しても見つかるものではない。
ふとした瞬間に偶然見せ付けられてしまって、
だからこそ、こっちはみっともないくらにいうろたえて、
かつ、そそられてしまう(笑)

崩れているように見えて、どこかですくっと立っている人や、
一分の隙のないようでいて、
ほんの一瞬どうしようもなく柔くなってしまう人に出会うと、
それが異性であれ同性であれ、
私はドキドキのメロメロになってしまうのです。

Top▲ | by mikansky | 2006-10-16 12:25 | I think...
<< 復讐 | ページトップ | 秋がきました >>
"cat-screams" Skin
by Animal Skin