またもや昨日の話。 とても幸せなマッサージの後は、友人と待ち合わせてサラ・ブライトマンのコンサートのために武道館へ。 熱烈なファンというわけではないけれど、 『Time to say good bye』を聞いて以来、一度あの声を生で聞いてみたいと思っていたのでした。 今回のワールドツアーのテーマは彼女のアルバムのタイトルでもある『HAREM』。 名前からも想像がつくように、コンサート全体の雰囲気も中近東の音楽をかなり強く意識した感じ。 月と星を模したステージに、ベリーダンススタイルのダンサーたち、 民族楽器に、中近東系(ゴメンなさい大雑把で)の男性ボーカルやらで、周囲のコテコテ日本人顔さえ見なければ気分は砂漠、私はラクダに乗ったお姫様。 コンサートの構成はサラ=オペラ歌手というイメージが強かった私にはびっくりモノでした。 だって、御簾のような薄いカーテンの向こうで寝転がるようにして歌うは、 2階席まで届かんばかりにせり上がったタワーの上で長いベールをはためかせちゃったり、挙句の果てには2本のワイヤーで宙吊りになってくるくる回っちゃうのだからね。 そのたびに 私 「私がテレビ見る時とおんなじ姿勢だ」 連れ「サラは別にくつろいでるわけじゃないからね」 私 「ジュディー・オングだねぇ」 連れ「いや、紅白の小林幸子だ」 私 「キ、キダム!!」 連れ「・・・・」 こんな私ですが、まじめに見ていなかったわけではないのですよ。 端々に↑のような間抜けコメントをしつつも、 彼女の歌声には鳥肌を立てていたのです。 特に、彼女がホール中央につるされたブランコに乗って バラの花びらを浴びながら歌ったWhat a wonderful worldには 不覚にも涙しそうになりました。 何がすごいって、彼女がオペラの歌唱法と、ポップスや時としてロックに通じるような歌唱法をきっちり使い分ける力を持っていること。 でも、よくよく注意して見ていると、彼女だけではないのです。 おへそを出したベリーダンサーズも、バレエを基本としながら、 時としてヒップホップのリズムすらもいとも簡単に踊りこなしているし、 それがちっとも不自然ではない。 オケピに陣取ったバンドもそう。 ロックバンドとオーケストラを混在させたような構成でありながら、 ドラム、ベース、ギターはクラシックのナンバーをきっちりと奏であげ、 バイオリンはロック調の曲の中でしっかり存在感を出しているんだからねぇ。 要は「基礎」なんだな、と。 生半可ではない基礎が築き上げられている人は、それをいかようにも変化させることができるのです。 「サラ・ブライトマンってオペラでしょ」 で、二の足を踏んでいる人にはぜひ一度コンサートを見て(聞いて)もらいたいものです。好き嫌いは仕方ないけれど、体験しておいて損はないと思うから。 後ろを歩く若い女の子の 「私も歌が歌いたくなった」という言葉に 連れと顔を見合わせて頷き合いながら武道館を出ると、 生い茂った桜の葉の香り。 「桜もちだぁ!」 「神が与えた天賦の才能だね」と感動しつつ、 「でも不公平だよね、神様って」と、ちょっと文句を言いながら帰路についたのでした。 ++写真++ 昨日買ったワンピース。 柄、襟の形、スリットなんかがアジア風。 このワンピースにタイ式マッサージ、そして砂漠に響くような音色と まるで日本にいたとは思えない私の一日でした。 Top▲ |
by mikansky
| 2004-06-15 15:10
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