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14歳の母
自分でも意外なのですが、毎週見入ってしまいます、
『14歳の母』
そしてもっと意外なのは、母がハマってしまっていること。

世代を考えればまぁもっともなことなのだろうけど、
彼女はモラルということに関してはなかなか堅い人です。
芸能人の恋愛沙汰を「誰々と誰々がくっついた」と言っただけで
「そういう下品な言葉を使うものではない!」と叱られる。
きっとそんな彼女の影響だろう、エロテロリストだのヨゴレだの言っている私も、
その実、奇妙なところで非常に堅かったりするのね。
自分の性的な部分に関してはどこかで罪悪感のようなものを感じているし、
他者に対しても、sexがらみで無責任かつ垂れ流し的な人間は下の下だと
考えていたりする。
私にそこまでの影響を及ぼしたお堅い人が
14歳が妊娠するドラマなんて見るわけがないと思っていたのだけど。

で、『14歳の母』。
まず私は、14歳の女の子がsexして、妊娠して、出産して、という話を
どんなに感動的に描いたところで、現実の10代の妊娠の実情をえぐることなんて
できっこないのだからと、初めは興味も持たなかったのです。
その点は今も変わってはいないのだけど、(結局はフィクションだからね)
ただ、改めて、妊娠をして、出産をするということはすごいことなんだなと
思いながら見ていると、14歳の女の子の健気さにちょっと打たれてしまうのね。
いやいや、お話なんだけどね、フィクションなんだけどね、
それでもお腹にもう1人の人間を抱えて生きるってすごいなぁと
つくづくため息が出てしまうのです。
そして、大きなお腹を抱えながらも生き生きとしている14歳を見て
私も産めるときに産んでおけばよかったな、なんてふと思ったりもしてね。
自分の中でもう1人の人間が育っていく感覚を味わってみたかった。
まぁ、その先を考えれば「味わってみたい」なんて無責任な理由だけで
妊娠・出産・子育てをしてはいけないのだろうけど。

大抵は別の部屋で見ているので、
母がそれぞれの場面にどんな反応をしているのかはわからないけれど、
女の子が妊娠したことに対してうろたえる相手の男の子に対して
「こうなってしまったら腹をくくるしかないだろうが!
女はお腹に赤ちゃん抱えたら逃げることもできないというのに、
この男の子はなんで覚悟を決められないんだ!?」
と怒ったのは更に意外でした。
「つまり、お母さんは出産に賛成なのね?」
と聞いてみると
「賛成も反対も、もうお腹で生きているものを
どうしようっていうのよ?
賛成の反対の反対なのだ!」
興奮のあまりバカボンパパになってしまっているあたりは
目をつむっていただいて・・・

予告ではなにやら哀しげな雰囲気でしたが、
来週はいったいどうなってしまうのか。
それにしても、北村一輝っていうのはどのドラマに出ていても
不思議な存在感があるなあ・・・。
Top▲ | by mikansky | 2006-12-06 23:41 | I think...
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