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気持ちいいからしちゃうコト
「私、まつげがないんだ」
とYちゃんに言われ、まじまじと彼女の目を眺めてみた。
ほんとだ、1本もない。
こんなに重要なものがないのに、今までどうして気づかなかったんだろう。
「私ね、まつげ抜いちゃうの。
抜くのがなんだか気持ちよくてね、生えてきてもまた抜いちゃうから
1本もないんだよ」
まつげを抜くクセよりも、まつげがなくても人の形相にはあまり影響がない
という事実に愕然とした中学生の私でした。

無くて七癖と言いますが、癖にも二種類あるような。
ひとつは、理由も無く(厳密にはあるのかもしれませんが)ある行為を無意識に
繰り返してしまう場合。
そしてもうひとつは、それをすることによってある種の快感が得られるとわかった上で
その行為を繰り返し、いつしかそれが半ば無意識に行われる癖となった場合。
私は行動学や心理学のプロではないので、
もちろんこれは単なる素人考えでしかないのですが。

で、私の分類に照らし合わせれば、Yちゃんののケースは後者。
「気持ちよくて」と、彼女はその行為を繰り返す理由をちゃんと認識している。
まつげを抜く、なんていうと「えぇーっ?!」っと思う人もいるでしょうが、
人には結構、まつげ抜きに匹敵する"気持ちよくなるための癖"というものが
あるものです。
みんな恥ずかしくて言わなかったりするだけなんだと思います。

私?
ええ、あります。

まずは、毛抜きで毛を抜くこと。
毛の根元をしっかりと挟み込み、毛が流れる方向にそって無駄な力を入れずに
毛抜きを動かす。
切れるのではなく、ちゃんと毛根からすーっと毛が抜ける・・・
当然痛みなどありません。
ああん、たまらない!
自分のものじゃなくても、人の毛であっても
一見して「ああ、これキレイに抜けそう」って思える毛を見ると(見ればわかります!)
もう、疼いちゃいます。
更なる快感を得るために、刃物屋さんでン千円の銘入り毛抜き買っちゃいましたもの、私。

もうひとつの気持ちよくなるための癖は、
紙の角を指先で触ること。
これは、言葉で説明するのがとても難しいのですが、
厚過ぎず薄すぎず、柔らかすぎずどちらかといえばやや硬めの、
つまり、私の指が気持ちいいと感じる質感を持った紙の角を
人差し指と親指で弄るととても気持ちが落ち着くのです。
これは、子供の頃から続いている癖です。
ただ、小さい頃は紙ではなく、布の角または縁でした。
触りはじめは指の腹に少し抵抗するものの、
次第にくちゅくちゅとつぶれていくような質感の縁を持った布を
私はライナスの毛布のように常に手にしていました。
時にはそれはシーツだったり、時には母のエプロンだったり。
さすがに大人になると布を持って弄ることもできないので、
その癖はなくなったのですが、ある日、あの気持ちいい感触が一部の紙にもある
ということに気づいちゃったんです。
そういう紙を2本の指でゆっくりと弄ると、ほぉら、気持ちがすーっと落ち着いて、
悔しいけれど敢えて言ってしまうなら、萌えぇぇぇぇ。
私が本や雑誌を読む姿を見ていれば、時として奇妙な手つきをしていることに
気づくはずです。
そう、ページの角や縁をくちゅくちゅしながら読むんです。
もし、ページにくちゅくちゅの跡がない本や雑誌があるとしたら、
それは私にとって大変大切なものか、
弄っても気持ちよくなれない紙が使われているものか、のどちらかです。

あっ、こう書きながら今気づきました。
私、時々キーボードから手を離してパジャマのズボンの裾をいじってます。
ほら、くちゅくちゅくちゅって。
あん、気持ちいい。

で、あなたが気持ちよくなるためについついやっちゃう癖は何?
教えてよ。
誰にも言わないから。

 *風雨が強くなってきましたね。明日もこんな様子だとか。
  お出かけされる方はご注意を。
  マクモニーグル!
(意味ありません。テレビで聞いているうちに大きな声で言ってみたくなりました)
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Top▲ | by mikansky | 2006-12-26 22:54 | other
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