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また、泣く
朝から、この話題でおいおいと声を上げて泣く。
「センセー、泣いた?」と言われつつ高校生のレッスンを終えたところで、
母がご近所さんのお葬式から帰ってくる。
まだ48歳だったお母さん。
3人の子供たちを残して突然逝ってしまった。
「末っ子の10歳の男の子がねぇ、お位牌を抱いて泣いて泣いて。
可哀想で見ていられなかった」
という母の話にまたぽろぽろと涙。
10歳の娘を亡くした親と、10歳で母親を亡くした子供と。

「可哀想だね、可哀想だね」と繰り返していると、
たまたま来ていた妹が
「毎日、必ずどこかで
こんなに哀しい想いをする親と、
こんなに哀しい想いをする子供が
いるってことなんだよね」
と言った。
「人間が、年を取るまで絶対に死ないようになればいいんだ」
と、甥っ子は言った。

甥っ子10歳。
子供の無い私には、彼と姪っ子がたった二人の守るべき存在だ。
もしきみがあの女の子のように突然、無責任な大人のせいで
この世の中からいなくなってしまったら、
mikansky伯母はきっと生きる力をなくしてしまうと思うよ。
もしきみがその男の子ように突然、
寄る辺であった父さんや母さんを亡くしてしまったら、
mikansky伯母はどうやってきみを守っていこう?
毎日どこかにそんな悲しみに出くわしてしまう大人と子供がいるなんて、
救われない。
Top▲ | by mikansky | 2007-01-21 23:12 | today
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