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信じて、疑う
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お客様が来ました。

ブログを通じて知り合った人から、お仕事に関わるお話をいただいたので
「ウチでお昼でも食べながらお話しませんか」
とお誘いしたら、車を飛ばして来てくれたんです。

ポークの煮込みと、トマトのファルシー、
ロースト野菜、そして、またまたブリオッシュ
といったメニューのお昼を食べながら
(写真ピンボケ)
なんともいい気持ちで、テンションの上がる私。
お会いするのはまだ2度目なのに、
話の質やリズムが私のツボをキュッと掴む感じ。
ああ、私の言葉もこの人のツボを掴んでいればうれしいんだけどなぁ、
なんて考えつつ。

お持たせのケーキをいただきながら、
ブログや、インターネットを通して人とつながることの諸々についても
話が及びました。
ありがちな表現なのだけど、
「コレがなかったら、私たちは絶対に接点がなかったのね~」
と、部屋にあるパソコンを見遣りながら
不思議な気持ちになったりして。

私は、インターネットを疑っています。
パソコンという箱を手に入れた途端、
私の暮らしはほんのりと、でも確実に色を変えました。
この箱から張り巡らされた網は、どこでもドアのように、いとも簡単に
私と世界を結んでくれます/結んでしまいます。
正直、いらないものや、嫌なものを運んできたこともあります。
何かのせいにしてもいいのなら、
すべてはインターネットのせいだよ!
と言いたくなる出来事もありました。
だから、私は、インターネットに心を許してはいません。
こうしてブログを書いて、時にそれに心を救ってもらいながら、
疑いを捨てることは決してしません。
この箱の向こうに、有象無象の悪意が屯していることがわかっているから。

でも、私は、インターネットを信じています。
それはまるで、
ロクデナシとわかっていても、
それでもふっと私の手を取って「好きだよ」と笑うその言葉は
ウソではないんだよなぁ、てな感じの男に惚れ続けるみたいに。
そういう男も、インターネットも、
私の上に、たまらない幸せや救いを降らせてくれるのは事実。

インターネットの上で、思いがけなく袖すりあって、
初めは自分を守るために警戒をして、
手探りで形を確かめるように慎重に言葉を重ねて、
今ではきちんと目の前に存在する大事な人になってくれている。
そんな人が私には何人もいることは事実だから、
私はこれからも、インターネットが降らせてくれる幸せを信じながら、
それでも、ホンモノとニセモノを見分けるために
インターネットを疑うのです。





信じて、疑う_a0027105_23322265.jpg

お土産に『鼻セレブ』をいただいた!
これで明日から、鼻だけレッドカーペット気分!
Top▲ | by mikansky | 2007-03-25 23:39 | today
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"cat-screams" Skin
by Animal Skin