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大人 その2
某所にて、
ブライアン・フェリーの『TOKYO JOE』を彷彿とさせる曲と出会いました。
で、あらためて『TOKYO JOE』を聴いてみた。
ブライアン・フェリー自体はさほど好きというわけでもないのだけど、
『TOKYO JOE』はなんとも好き。
「コニチハ、トキオ!」と言いつつ(いや、言ってないが)
アンタ、頭に思い浮かべてるのはチャイナだろ!?って感じの曲なんですが、
アジアの怪しい雰囲気と、あの気だるさ、
なにやらかっこいいんですわ。

『TOKYO JOE』といえば、
キムタク主演のドラマ『ギフト』の主題歌でありました。
あの曲をバックに、自転車で街を走りぬけるキムタクは
悔しいが、これまたなにやらかっこよかった。
数あるキムタクドラマの中でかなり異色の存在だったと
私は思います。

で、話は戻って、ブライアン・フェリー。
学生時代の私は、音楽に関わるお勉強をしておりました。
当然ながら、いろんな種類の音楽を聞く機会に恵まれたし、
クラスメートも、パンクロッカーからモッズ、ジャズマニアに、
アイドル好きの今で言うオタクまで、
ジャンルは違えど音楽好きの面々が集まっていたのね。
だから、広く浅くだったけれど、
アーティストの名前くらいはそれなりに聞きかじっていたわけです。

卒業後、
地元に帰るために、音楽とは全く関係のない職種の、
いわゆるOLになった私。
入社から数週間経って、あることに気づきました。
某課長がブライアン・フェリーそっくりなんですわ。
いや、日本人なんだけれど、ちょっと彫りが深くて
「今日からキミのあだ名はブライアンだ!」というほどにそっくり。
うひゃー、会社って結構面白いじゃん!と浮かれ立った私、
さっそく同期入社のIチャン(某お嬢様大学卒)に耳打ちです。
「ねぇねぇ、○○課長って、ブライアン・フェリーそっくりだよね!!」
耳打ちなのにビックリマーク(!)が2個も付いて表記されちゃうほどに
私ははしゃいでいたと記憶しています。
が・・・
「えっ? 誰、それ?」

大人になるということは、
自分と同じ"気"を持った人ばかりで周りを固めることが
できなくなるということ。
それを学んだ瞬間でした。
ええ、その瞬間、
私は大人への階段をひとつ上ったのでした。
「ブライアン・フェリーが通じない世界に
私は足を踏み入れたのね」
と、涙をこぼしながら。

同期はみんないい人でした。
仕事に限らず、いい友達になれたと思っています。
でも、ブランド物や、毎週末のテニスや、
TOY DALLSやボ・ガンボスのかからないドライブは
少し退屈でした。
で、結局私は"こちら側"へ戻ってきちゃった。
つまりは、大人になっても好きなものは変わらないし、
変えられないってこと。
だから、「大人になりたくない」と泣いた某女優ちゃん、
泣くほど心配することはないと思う。
20年後には、泣いた自分を笑えるよ。
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Top▲ | by mikansky | 2007-06-04 10:46 | other
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