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Nobody can't stop the music.
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いきなりですが、
私は大変弱い人間です。
(そんなこと言われても・・・とお思いですね。
そうですよね、困りますよね)

悔しい時はきーきー言いますし、
辛いときは布団の中でしくしく泣きます。
腹が立ったときは握った拳のやりどころに
困り果てながら唇を噛みます。
痛いときは「痛いよぉ」と
誰にも聞こえない程度ながらも声に出してうろたえます。
入院をして、2週間近く吐き気が止まらなかった後、
初めて朝ごはんのパンを口にすることが出来た時も
「おいしいじゃん」と泣きました。

2週間の吐き気の中で
末期がんに苦しむ人たちのことを考えました。
「私よりもっと辛いはず」
でも、次の瞬間こう思いました。
「そうかもしけないけど、でもやっぱり私だって辛い」

弱いんです。
威張れたことではありません。
きっと、恥ずかしいことなのだと思います。

だから、自分の感情で自分を倒さないための
手立てが必要です。
一種のセラピーのようなものです。
音楽です。

音楽が世界に愛をもたらす、なんて思っちゃいません。
音楽はお腹を一杯にはしてくれません。
音楽は私を抱きしめて頬にキスなんかしてくれません。

でも、音楽は ないとちょっと困ります。

ボリューム一杯のヘッドホンで
『New Sports, too mad version』*1を聴きながら
「あ゛ーっ、お前なんかに負けるかぁ!!」と自分を奮い立たせ、
『ダースヴェイダーのテーマ』を聴きながら
「いつか絶対にやってやる」とほくそ笑みます。
『I still have't found what I'm looking for』を聴きながら
「動こう、動こう」と立ち上がり、
『情熱の薔薇』を聴きながら
心のずっと奥のほうについて考えます。
『Martha』を聴きながら
「きれいに歳をとっていこう」と、少し泣くくせに
『服部』を聴きながら
「その辺の小娘にゃ負けんわ!』と
憎ったらしく笑います。

それでも数ヶ月に一回、どうしてもダメな時は
「私なんてダメ人間だぁ!」と友達に泣きつきます。
慌てず騒がず
「では、中華料理を食べに行こう」*2
と、正しい対処法を施す友人は
もちろん、音楽以上にありがたいセラピストであると言っても
過言ではありません。*3

もし私がしくしく泣いたり、きーきーしている姿を見かけたら
どうぞ中華料理を食べに連れて行ってください。
お代は後でお支払いします。
そして「帰って音楽聴きな」と
少しだけ肩に触れてくださいまし。

*1)
『New Sports (too mad version)』については
この曲が収録されている鈴木賢治のCD『PURE ELECTRIC』が
どこを検索してもひっかかってきませんでした。
もしかしたらもうどこでも手に入らないのかな。
買っておいてよかったよ。
と思ったら、ココで試聴&有料DLできますわ。

*2)
自分では気づかないのですが、
中華料理を食べている時、私は
「幸せだねぇ」
と何度も口にするそうです。
多分、本当に幸せなのでしょう。

*3)
「と言っても過言ではありません」
近いうち、記事にします。

++写真++
クーラーはできるだけ使いません。
でも、去年買った扇風機が壊れました。
ひっぱりだしてきたミニ扇風機は
風力の調節ができません。首を振りません。
でもまぁ、なんとか用は足りています。

Top▲ | by mikansky | 2004-07-17 15:56 | I think...
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