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プレゼント記事 3
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自分には絶対に似合わないと決めつけて、頑に身につけずにきたものはありますか?
私には、山のようにあります。
ベースボールキャップ、ピンク色、長い髪、カプリパンツ、ベスト、
ヒールの高い靴、衿の立つシャツ、サングラス。
「若いうちに日差しで目を傷めると白内障のリスクが高くなるんだよ。
だからミカ、サングラスをしなくちゃ」
親切で勧めてくれるDavid(中国系カナダ人)にも
「オーケー、オーケー、ノープロブレムよ〜♡」なんて答えつつ、
結局はお店の隅っこの鏡でこっそりと試着をしてみては
「眉毛犬みたいだ・・・」とラックにサングラスを戻すことを繰り返しました。
でも、今にして思えば、自分で思うほどおかしくはなかったのかもしれません。
人に「どう?」と見せてみれば、眉毛犬度もそんなには高くなかったのかも。

こうしていつでも「はい、ここまでね」と線を引いて私の世界を狭めるのは
私です。
私が私を閉じ込めます。
それは何も、身に付けるものに限ったことではありません。
仕事であれ、趣味であれ、
何か新しいものにふっと興味を示すその次の瞬間に、
「でも、きっとあなたには似合わない」と私の目の前に線を引く私。

それでも生きてはいけます。
ひょっとしたら、リスクを負わない分、安全な日々を送れるかも。
ただね、幸せというものが実はそんなに大げさなものではなく
毎日の小さなところに簡単に潜んでいるものだとしたら、
自分を閉じ込めることで私はどれだけの幸せの前を通り過ぎてきたことか。
そんなふうにも考えます。

本当はもっと若い時に「線なんて引くんじゃねぇ!」と
自分を怒鳴りつけることができていれば良かったのでしょうが、
それでも、この年で線引きを止めたってまだ見えてくる幸せはあるはず。
うん、そう思いたい。さすがにもうミニスカートははけないが…。

Bossa Nova。
ブラジル音楽の名前としては知られていますが、
言葉自体には「新しい素質・傾向・隆起」という意味があるのだそうです。
今までン十年をかけて、凝り固まった「私」の土台を作ってきましたが、
簡単にゆるぎそうもない土台が確立されたこの年齢でこそ
自分のBossa Novaを探すことを楽しめるのかもしれない。
そう、ぶっ壊すために今まで自分に縛りを与えてきたと思えば、
私の"本当"は今から始まります。

さぁ、長く伸ばした髪をキャップで覆って、
ピンク色のシャツの衿を立ててベストを重ね着して、
カプリパンツにピンヒール、大きなサングラスで街へ出よう。
これが始まりよっ!
これが私のBossa Nova!!

・・・だから・・・誰か、止めてってば。


Ogarinさんへ
比べないことはとても素敵なことです。
自分基準の幸せメーターがあれば、きっと人は楽しく暮らしていけると
私は信じています。
だから、Ogarinさんは日々を本当の意味で楽しく生きている方なのだろうと
少しうらやましくも思います。

 お題 「幸せ・サングラス・ボサノバ」
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Top▲ | by mikansky | 2008-06-22 13:33 | other
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