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カテゴリ:trip・odekake( 64 )
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旅へ
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実は、21日から26日まで、カナダへ行ってきました。
日本がこんなことになっている時に、
まるで逃げ出すかのような自分への罪悪感を胸の奥の方に沈ませながら。
それでも、大病をした友人に会うために前々から決めていた旅です。
3月11日には「大丈夫?」「どこでどうしているの?」
「こちらへ来るのは次の機会でもいいんだよ」と、沢山のメールが海の向こうから飛び込みましたが、
少し怯んだ心をまっすぐに立て直し、
「行くよ、空港にたどり着くことさえできれば、行く」と全てのメールに返事をしました。



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今回の旅をあきらめなかった理由はもうひとつ。
学校を卒業し、就職が決まった姪を一緒に連れて行くことにしていたから。
二人だけで長い時間を過ごすことなど今までなかったものですから、
多分行かないだろうなぁと思いつつ「一緒に行く?」とメールをしてみたところ
思いもよらず二つ返事で「行く!」。
それではこれをおばちゃんからの卒業&就職祝いにしようとなったわけです。



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カナダの友人達は本当に姪をかわいがってくれました。
あちこちで友達に会うたびに
「この子、英語が全然話せないの。本当にダメなの」
と前置きをしないとならないほど英語ができない彼女。
それでも物怖じせずに日本語で話しかけてしまうそんな性格も幸いして、皆とてもよくしてくれました。
それに気をよくした姪も
「かわいいなぁ、カナダ人! そしてみんな自由だ!」と上機嫌。
人生の分岐点でとてもいい経験をさせてやることができたと、
おばちゃんは本当に幸せに思ったのでした。



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この旅の中で、本当に沢山の人から優しい言葉をもらいました。
空港のカウンターの職員、両替所のおばさま、レジのお姉さん、飛行機で乗り合わせたカナディアンガイ・・・
みんな私が日本人だと知ると
「地震、大変だったね」と優しく声をかけてくれました。
「でも、80歳のLadyが9日ぶりに助かったのでしょ。
きっとまだまだ沢山の望みがあるわ!」
そんな言葉にどれだけ心を抱きしめられたことか。
街のあちこちで見かける日本への応援の言葉、募金箱に頃の中で何度も頭を下げました。

余震や放射能を考えると、正直帰ってくるのが不安になる瞬間もありました。
でも、旅も、仕事も、食べることも、笑うことも、
とにかく私たちがしっかり地に足をつけてごく普通の生活を送ることが
強さにつがるのではないかと私は考えます。
普通に、でも少しだけ謙虚に優しく生きながら被災地の人達を思い、支え、
そしていつか
「あの時は本当にありがとう。今度は私たちが支える番です」
と、世界にお礼をする日を迎えたいと切に切に願うのです。
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Top▲ | by mikansky | 2011-04-01 13:46 | trip・odekake
頑張って焚いてるから
そりゃもう、エロコメントも入りますね、こんなにサボっていたら。
バタバタし過ぎのうえに、
twitterで短く呟く方が楽ということに気づいてしまった怠け者が久しぶりに書きます。

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益子へ出かけました。
Boulange770でパンを仕入れ、Cafe funeでお昼をいただき、
さぁ、ちょっと街歩きへ、と思った瞬間に見かけたポスター。
「ルーシー・リー展」
そうだよ!東京で開催されている時に行こう行こうと思いながら結局チャンスを逃したけど、
それが益子でも開催されるということをついこの前知ったんだっけ。
でも、車を運転しない私には、益子への道はそんなに平坦なものではなく、
多分行けないだろうなという思いから、すっかりこの企画のことを失念していたのでした。


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というわけで、同行の友人とともに益子メッセへ。
なだらかな坂を上る時にすれ違った穏やかそうなおじいちゃん。
「暑いねぇ」の言葉に、友人も「暑いですねぇ」
小さな旅の途中での、ああ、なんて微笑ましい出会いなの。
「頑張って焚いてるから余計に暑いんだな」
ん? 何て?
そう思った瞬間には既におじいちゃんの背中は小さく。
頑張って焚いている…?

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丘の上には、故濱田庄司の旧宅が移築されています。


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そして、その旧宅の隣には登り窯。
あれ? 窯の奥にちらちらと揺れるあの色は?


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小さな扉から薪が投げ入れられた途端、もうもうとした煙と紅蓮の炎が!
「頑張って焚いている」はこのことだったんですね。
確かに、窯に向かって立つと、夏の日差しなど比べ物にならない程の熱に直撃されます。
本当に素人っぽい考えですが、
こんな炎に焼かれても溶けることも割れることもない陶器の強さに驚きです。
「陶器のような女にならなきゃダメね!」
全ての事象を己が人生に絡ませてしまう哀しい女2人です。


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「ルーシー・リー展」は、それはもう素敵でした。
彼女の作品の魅力は、そこに料理を盛った様子がイメージできるところ。
陶器であっても磁器であっても、あまりに普通の生活からかけ離れていて
それが食の場面で使われていることをイメージすることができないものは魅力がありません。
展示ケースの中に飾られるような逸品ながらも、
見ている人が「この器にはあれを盛りたい」と思える。
それがルーシー・リーの素敵さ、楽しさです。

さすがにルーシー・リーを手元に置くことはできないけど、
私はマグカップ、友人はボウルを購入して満足。
ほくほくと家路に就いたのでありました。
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Top▲ | by mikansky | 2010-09-05 23:46 | trip・odekake
そして笠間へ
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陶器市で混んでいるからと益子市街への突入を諦めた私たち、
同じく焼き物の街である笠間へと向かいました。
ところが・・・予習不足でした。
笠間もつつじ祭りと陶炎祭り真っ最中。
その会場へ向かう道路とも知らずに入り込んでしまったその先はびくとも動かぬ頑固な渋滞。
お祭り会場へ行くつもりは元々なかったので、とりあえずは入れるお店へ。
さぁ、お買いものよ~! ヒーハー!!
きらら館で購入したのは、
つやのある深い茶色の足つき茶椀。
小鉢やスープボウルとして使えそう。


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煮物などを軽く盛るのに良さそうだと、実は麺鉢なのに一つしか買わなかった鉢。
色味が渋いので、鮮やかなトマトサラダを盛りつけても映えそうです。
食器を買う時って「これに何を盛りつけようか、どう使おうか」と考えるのが一番楽しい。


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雑貨屋さんBAGUSでは、まず、しずちゃんそっくりの猫がにらみをきかす長皿をいただきま~す。
これは菓子鉢代わりに使ったり、棒寿司なんかを盛ってみたい。
(今朝、Boulange770のパンを盛ってみました)


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そして、この日のメインイベントはこの靴。
やはりBAGUSで連れが発見。
「絶対に素敵だと思うんだけどなぁ」
ヒーハー気分で買いまくった揚句に軽くなった私の財布の中身を知ってか知らずか、
連れの言葉は悪魔のささやき。
「こういうのって、出会ったときに買わないともうチャンスはないよね」
「○○(近所のショッピングセンター)ではこういうデザインは売ってないだろうなぁ」
揚句の果てには
「ほらイメージしてごらん。この靴を履いてどこへでかけたい?」
「うーん・・・とりあえず家の外に出る」
などと、間抜けなイメージトレーニングまで始まる始末。
もう他のことなど何も考えられずに、ため息ばかりが漏れます。
で、結局買いました。
ATMへ車飛ばしてね。
でも、こうして履いてみると、やっぱりス・テ・キ♡

ついつい考えてしまうことが山のようにあって、
考えなければならないことを処理する能力が足りなくて、
あまり眠れない日が続いていのですが、
また明日からがんばって稼ごう、そんな気持ちになりました。
(稼がなきゃ買った分を賄えないもん)
というわけで、今日からしっかり働いています。
本当は世の中の皆さんのようにカレンダーの数字が赤い日は休みたいのだけどね。
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Top▲ | by mikansky | 2010-05-03 16:26 | trip・odekake
休日
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前日の夜まで「どこに行く?どこに行く?」とメールを往復させて
それでは、と決めたのが益子。
陶器市の真っただ中であることは覚悟の上で向かいましたが、
案の定、隣町からもうすでに永遠に続くかのような車の列。
ここは素早く決断を!ということで、いち早くUターンをして、
それでもここだけは外せないという場所へ向かいました。

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Boulange770
開店と同時に、焼きたてのパンをかごに山のように積み上げてレジへ。
見るもの全部買いたくなってしまう罪作りなお店です。

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益子の街中が混雑していることは火を見るよりも明らか。
さてどこに行こうかと、お店の庭のベンチを借りて作戦会議です。
そうしているところへ、奥様がお茶を出して下さって
「ここでパンを食べてもいいですよ」とにっこりして下さったので、
連れが買ったばかりのガーリックトーストをその場でいただくことに。

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犬は車の陰で爆睡し、戦隊ヒーローは車のドアで戦う気満々状態の日曜日。


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ああ、今日はもうこのままでここで過ごしてもいいよなぁ、と思うほどに
いい天気と、美味しいパンと、のどかな景色。


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それでもせっかく出かけてきたのだからと、
フロントガラスに花びらをのせたまま私たちは笠間へと向かいました。
しかし、こんなにのどかに過ごした私たちが笠間の街では物欲の権化と化すことに
この時はまだ誰も気づいていなかったのです。
(笠間での戦利品についてはまた明日)

さぁ、私のお休みはこれで終わり。
明日からはまた仕事に戻ります。
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Top▲ | by mikansky | 2010-05-02 23:19 | trip・odekake
おとんからマンゴへ
「洋服買う。アウトレット行く。行くなりか?」とメールが来たので
「行くなり」と返信。
フリーランスはこういう時結構身軽ね。

アウトレットの途上、道の駅を発見。
「寄っちゃう?」
「寄っちゃう」


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地場野菜買い込んでほくほくしていたら、発見してしまった「おとん弁当」。


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あまりに美味しそうなので「素敵なお店で素敵なランチでも」というプランを反故にして
車の中で弁当を食べることに。
まるで昼時の営業マンのようなランチタイムでさえ楽しめるあたりは
さすがね、大人の女。


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モールに着いてからはあっちの店やこっちの店で試着を試みるも、己がメタボディ度を痛感。
「痩せなきゃ何も始まらないよ!」と嘆きつつ、
コールドストーンクリーマリーのブラッシングマンゴクラウドにdig in する私でした。



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Top▲ | by mikansky | 2010-01-28 21:55 | trip・odekake
三たび、益子へ
久しぶりに、quiltさん&mapletreeさんと遠足へ。
行き先はもちろん、Mashiko、益子!
3人で益子へ行くのはこれで3度目です。
栃木の冬は寒いわよ!と2人には口をすっぱく防寒をお願いしたのですが、
雲ひとつなく晴れ上がったこの日は、1月にしては奇跡のような暖かさ。
行いがいいのは誰だ?

さて、最近粉もんづいている私。
お二人も粉もんスパイラルに引きずり込んでやろうと
益子といえば焼き物というところを敢えてパン屋へご案内。
まずはBoulange770へ。
日曜日しかオープンしないこのパン屋さん。取り寄せでお世話になるばかりでしたが、
今回、初めてお店へ行くことができました。
写真を撮らなかったのですが、セルフビルドのお店は素敵でした。
(リンク先で写真を見てみてください)
あれこれとパンを買い込んだ後、ちゃっかりコーヒーまでご馳走になって
店先でのんびりひなたぼっこ気分。

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次に向かったのが、
pain de musha musha and coffee
このお店、前々から気になっていながらも私が益子へ行く時はなぜかお休みで
伺うことができずにいたパン屋さんです。
すでにBoulange770でたんまり買い込んでいるというのに、
どんだけ粉を摂取するんだよ?!というほどにこちらでも買いまくり。


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可愛らしいパン屋さんスペースに併設されたカフェで
お昼にすることにしました。


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古い家屋を改装したカフェスペースは、ちょっと昭和テイストで落ち着きます。
懐かしい、なんて言ったら年がばれるけど、
どっちにしても、このブログを読んでいる人の中に私が平成っ子だと思っている人は
いないだろうしね。


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野菜のスープは、シンプルだけどあなどれない味。
このスープボウルを見て、前々からスープボウルを探していたというquiltさんが
「これよ、これ、これ。こういうボウルが欲しいの!」
おっ、物欲メーターの針が振れ始めたか?!


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パン屋さんスペースで販売もしているキッシュ。
ふわふわです。
パンとサラダも添えられて、ビバ粉もん!
少年の心を持った男批判や、石田純一はなぜ靴下を履かないのか
といった議論を繰り広げつつ、それはそれは美味しくいただきました。


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食欲の次は物欲ね♡
quiltさんのスープボウルクエストももちろんのこと、
mapletreeさんと私も、いいものアンテナを全開にしてギャラリーが並ぶ通りを歩きます。
上の写真は、陶庫で購入した刷毛目のお皿にquiltさんお手製のマフィンをのせて、
壷々炉で買ったフォークを添えたもの。


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それにしても、行くたびに思うのは「益子の人って優しい」。
G+00で見つけた素敵なお皿。
お店の方に在庫を伺ったところ「これが最後の1枚です」とのこと。
大皿として使えるサイズではないので、少なくとも2枚は欲しいなぁ、と考え込んでいると
「作家さんに電話して聞いてみましょうか?」と声をかけて下さいました。
ひょっとしたら新しいお皿が昨日・今日あたりに窯出しされているかも、と。
果たして、電話をかけていただくと
焼きあがったばかりのものを作家さんがお店まで持って来て下さることになりました。
恐縮です。
作家・齋藤圭さんがお皿を抱えて駆けつけて下さったのはわずか数分後。
一枚一枚表情の違うお皿を見比べて、そのなかの2枚をいただきました。
今まで私は、食器を手に入れる際にはデザインと使い勝手だけを気にして、
作家さんのことを考えたことはほとんどありませんでした。
今回お店の方の計らいで、作家さんとお会いできたわけですが、
「この人がこのお皿を作った」と直接確認できたことで
大切に使おうという気持ちがさらに強くなることを知りました。
この日、G+00はとても混んでいて「在庫はありません」で済ませることもできたはずなのに、
親切な配慮をして下さったお店の方。
電話を受けてすぐに飛んで来て下さった齋藤さん。
うん、益子の人は優しいよ。


この日はたまたま暖かいお天気に恵まれましたが、益子はまだまだ寒い毎日が続いています。
春になったらおいでませ、と言いたいところですが、
完全な防寒スタイルであえて今の季節にいらっしゃることをお勧めします。
暖かくなると人出も増えるし、そしてなによりも今の季節・・・・
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イチゴ、オープンよ。


英会話ワークショップのお知らせ
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Top▲ | by mikansky | 2010-01-26 13:18 | trip・odekake
息抜きという名の欲望
ちょっと前のこと。
息抜きというわけでもないけれど、外出をしました。


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仕事が一段落するのを、テレビを見ながら待って


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散歩がてらスーパーへ買い出しに。
背の高いマンションがこれでもかと居並ぶ様に田舎者は驚くばかりです。
ため息交じりに見上げては、ぐるり360°見渡してみたりしてね。
こんなにたくさん人が住んでいるのですか、東京。


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潮の匂いから、海がすぐそばなのがわかります。
あんな船に乗って、優雅に海風に吹かれてみたいものだわ。
この季節じゃ、もうかなり寒そうだけど。


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すきっ腹にとりあえずの間に合わせは、みかん。
私が子供の頃は、みかんは箱買いが当たり前だったものですが、
いつの間にか箱は小さくなり、さらに今では袋売りがほとんど。
「こたつでみかん」も、もはや風物詩ではないのかな。


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今夜は絶対水炊き!と、昼間、築地の宮川食鳥鶏卵へ行ったのですが、なんとお休み。
下調べが甘かった・・・。
お寿司をつまむだけで築地はあきらめ、鶏肉は近くのスーパーで購入。
これが意外と美味しくて、箸が進む、進む。
鍋はあらかた空っぽになってしまいました。


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とはいえ、甘いものは別腹なのは当たり前。
翠江堂の富有柿は、先日「和風総本家」の豆助のおつかいにも登場しました。
見た目が柿そのものなのはもちろんのこと、甘く煮た金時豆の「種」が入っているあたりもニクい奴です。


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水炊きで暴走モードとなった食欲が和菓子ひとつで治まるわけもなく、
翠江堂と言えば忘れてはならない「苺大福」もいただきます。
正直、苺大福って一度も美味しいと思ったことはありませんでした。
大福の中にわざわざ水っぽいものを入れて味を薄くしてどうする?!って。
ところが、翠江堂の苺大福は別物。
苺の味がしっかりしているので、餡の味をぼかすこともなく両方の味が引き立っています。
この苺、栃木のとちおとめです。まさか違うわ、栃木。
(注:この「まさか」の用法は栃木弁特有のもの。気になる方は検索、検索)
U字工事じゃなくともちょっとうれしい。

こうして見てみると、食欲暴走気味の息抜きに我ながらびっくり。
ま、全体的には"和"だし、そこそこヘルシーなんじゃな~い?と都合のいい言い訳を繰りつつも、
そろそろ食生活を見直さなければダメだな、と溜息をつく私なのでした。
でも、美味しいものは美味しい。
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Top▲ | by mikansky | 2009-11-29 22:42 | trip・odekake
旅に出たい
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初めてひとりで海外へ行ったときのこと。
成田からアメリカへ向かう便の乗客はほとんどが日本人で、
外国を感じさせるものなど何ひとつなく。
ところが、空港に降り立ってみたら(シアトルだったのかポートランドだったのか)
当然そこははっきりとした外国で、その迫力に気圧された私は
乗り換えの為にターミナルを移動し始めた辺りからおどおどと挙動不審に。

アメリカからカナダへの便はほぼ国内線と同じ感覚で、
私が乗り込んだ飛行機は通路をはさんで両側に3席が並んだやや小さめのもの。
チケットの番号を頼りに自分の座席へたどり着いてみると、
それは3席並びの真ん中の席。
ということはひとり旅が3人並ぶわけね、と手荷物を収めて
無事にここまでたどり着いた安心感と共に席についたのでした。
ところが・・・

私の両隣に座るべく通路を進んで来たのは、なぜかアメリカ人夫婦。(カナダ人だったかも)
そう、夫婦。
えっ? 私をはさんで夫婦?
解せません。
なんとかエア(どこの航空会社だったか忘れました)のカウンターのお姉さんは
なぜに独り者の私を3席の端っこにしなかったのでしょう?
ところがこの夫婦、真ん中に座る私を見てもさほど気にすることもなく、
奥さんは窓際へ、旦那さんは通路側の席に陣取ります。
あぁ、ここはひとつ
「私が席を替わりますので、どうぞお二人は並んでお座り下さい」
と格好よく決めなくては。
が、しかし、当時の私は英語下手っぴもいいところ。
意を決して奥さんに話しかけてみたものの、多分あちらには
「えー、あー、席ぃ、替わる、いい?」
程度に聞こえたであろうたとたどしさ。
案の定彼女は、外国から独りでやってきた可哀想な子供を見るような目で
「窓際に座りたいの? いいわよ。どうぞ。」
そうではなくて・・・ということを手振り身振りで伝えると、
彼女は「Oh,」と眉を上げて笑い
「ありがとう。でも、気にしないで。
 私たち、いつも一緒にいるんですもの。時には離れて過ごす時間も必要よ」
と、ゆっくりとしたわかり易い英語で言います。
な、なんて気の利いたことを言うんだ、アメリカ人!(うん、カナダ人だったかも)

旦那さんはどんな反応?と見ると、
彼は前方に視線を向けて、何かに気づいたようにふっと立ち上がります。
通路を少し進むと、
3列ほど前の席で鞄を頭上の棚に上げようとしている女性からその荷物を預かり、
彼女が手を伸ばしていた棚にそれを収納しました。
ジェントルマンだぞ、アメリカ人旦那!(まぁ、カナダ人かもしれないんだけど)
そして、奥さんは、席へ戻って来る旦那さんに向かって親指を立てて
「Good job!」と満面の笑み。
その言葉に、旦那さんもそりゃあもううれしそう。
ああ、なんて素敵なんだ。
ビバ、ナニ人か分からない夫婦!!
もうその時点では、それが初めてのひとり海外であることも、
だからちょっと不安で挙動不審だったことも、
「席ぃ、替わる、いい?」レベルの英語しか話せないことも、
すっかり忘れた私は、なんとも楽しく浮かれ気分になっていたのでした。

ちょっと優等生っぽい言い方でなんともこっ恥ずかしいものですが、
旅行というのは、特に、言葉も文化も違う場所への旅というのは、
こういう、人との出会いを楽しむためのものなのかもしれません。
そう、ベトナムの道路を一緒に渡ってくれたおばちゃんや、
香港の街角で道を教えてくれたお姉さんや、
カナダのスーパーで「これ美味しいよ」と声をかけてくれたイケメンや、
そんな人たちにまた出会いたくて私は旅に出るのです。
(くうーっ、かっこいい!)

ああ、旅に出たいよ。
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Top▲ | by mikansky | 2009-11-13 22:46 | trip・odekake
タワーにのぼる
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築地でちょっと贅沢なお寿司を堪能し、
六本木ヒルズでちょっとした用事を済ませた後、
ここへ足を伸ばしてみました。


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遠くから眺めることは何度となくあるけれど、
上ってみるのはもう20年ぶりくらい。


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展望台から空を眺めれば、飛行機や


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飛行船が当たり前のように飛んでいて


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見下ろせば、ビルの屋上は未来都市のよう。


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ルックダウンウインドウって意外と小さいのね、と思ったら


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こんなに大きいものがありました。


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親に無理矢理のせられちゃっても子供はへっちゃらです。


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「いやぁ、午後になるとタワーのせいで日陰ですわ」とか、


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「3時以降ウチのオフイスは映り込みがねぇ・・・」なんて、ちょっと言ってみたい。



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それにしても、東京はすごい街です。


スライドショー
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Top▲ | by mikansky | 2009-10-20 22:10 | trip・odekake
クラス会
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カナダで暮らしている友人(日本人)が1年ぶりに帰国したので、
もうひとりの友人も誘って下町巡りへ。
韻松亭でお昼を食べた後、ぶらりぶらりと歩きます。


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谷中墓地。
おじさまたちがあるお墓の写真をやたら撮りまくっているのが気になって
友人がそのお墓の隣に並ぶ看板をチェックに走りました。
戻って来て
「何やら悪女のお墓らしい」
それだけじゃわからないって。
詳しく見てみたら、高橋お伝という人のお墓でした。
死して尚おじさまたちを惹きつけるのは、悪女の悪女たる所以なのか。


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何があるわけでなくても、路地を歩くのはどうしてこうも楽しいのか。
精力的に歩き回るにはちょっと暑い一日だったので
「乱歩」でちょっと一服しつつ、それでもずんずんと歩きます。


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初めて根津神社へ行ってみました。あまりの人の多さに「日曜だから?」
いえいえ、つつじ祭りだからでした。
ひしめくように出店が並んで、その周りを沢山の人たちが歩く様子に友人が
「どこかアジアの他の国に来たみたい」
と、ぽつり。


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幾重にも並ぶ鳥居をくぐってくぐって神様のお側へ。


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おみくじは、こんなふうに打ち出の小槌をふって引きます。
それだけでもちょっとご利益がありそうな気がしてしまう。


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ボランティア ネパール店????
道すがらいくつか並んでいた看板に引っ張られるように進むと
建物のガレージを利用してバザーのようなお店が開かれていました。
ネパールのアクセサリーや衣類、小物が所狭しと並んで、
それを運営するのは数人のおばさまたち。
とても香のいいネパールの紅茶と、おばさまたち手作りの梅ジャムを購入。
看板を見た時は怪しげなお笑いネタとしてシャッターを切りましたが、
どうしてどうして、とてもいい買い物ができました。


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何時間も歩き回って喋りまくった後は、精養軒のメロンソーダで休憩。
この後更に、アメ横突入の、七輪焼き肉の宴へと続くのですが。

この日一緒に歩いた私たちは、カナダのカレッジで出会った仲。
実は、他にも2人、やはり同じカレッジで一緒だった友人が
この日地方から都内へ出て来ていたのですが、
スケジュールが合わなかったり仕事で抜けられなかったりで合流できず。
そんな彼女たちとも散策の合間に電話やメールで連絡をし合いつつ、
まるでクラス会のような一日でした。
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Top▲ | by mikansky | 2009-04-19 23:37 | trip・odekake
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