すでに去年となってしまった先月の25日、 恒例の『M1グランプリ』が行われたわけですね。 ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、 昨年我が家ではこんなふうにM1に臨んだわけですが、 今年はと言うと・・・ 私「採点表は作らんのかい?」 母「あーん、最近のお笑いは面白くないのばかりだからね、 そんな気にならん」 2005年の結果はブラックマヨネーズが大賞を受賞。 「で、どうだった?そのブラックなんとかとやらは」と言う声が聞こえてきそうですが、 かたじけない。私はブラックマヨネーズを見ていないのです。 なぜならば、チュートリアルの予選落ち以降 見続ける気力が失せちまったからなのです。 チュートリアル、良かったなぁ。 久しぶりに、うれしくて笑が止まらない漫才を見せてもらいました。 漫才がそうである必要があるのかないのか 私にはわからないけれど、 審査員のラサール石井の、 漫才でありながら芝居としても確立している、 という評には大いに納得。 コントではなく、しゃべくり漫才でその領域ってすごいと思うんだなぁ。 どこがどう面白いと理屈なんかじゃ説明できない漫才が 私は好き。 「それが何なんだ?!」というような小さなポイントを突くネタや、 ほんの数文字違うだけで絶対に面白くならない言葉の使い方とかね。 今回のチュートリアルは私のそういうねじれた『お笑い欲』を 存分に満たしてくれたわけです。 そうそう、M1といえば、審査員も重要なポイント。 去年母は 「笑いのわからない審査員が云々・・・」と 江本の「ベンチがアホ」宣言を髣髴とさせる発言で物議を醸しましたが、 彼女の言葉も一理あるんですね。 あくまでも好みの問題なんだけれど、 「この笑がわからないかねぇ」といった採点をする審査員には がっかりしてしまうのが偽らざる心境。 その中でも、松本人志と中田カウスは別格。 彼らの審査には一目置いてしまいます。 審査員だもの、 この人たちは茶の間で見ている私たちとは違う感覚で見ているんだろうなぁ、 と思ったりもするのですが、 松ちゃん&カウス審査員は、私たちと同じように本当に楽しそうに 見ているんですよね。 それでいて、的確かつ愛に溢れた批評はやっぱり漫才のプロ。 うん、この二人のコメントもM1を見る楽しみかもしれません。 それにしてもチュートリアル。 もっと日の目を見てもいいと思うんだけどなぁ。 と言いつつ、妙な波に乗ってどんどん売れちゃって、 漫才をしない漫才師に成り下がって(成り上がって?)しまうのも残念だし。 とにもかくにも、こんな複雑な気持ちに陥るような、 質のいい漫才を見せてもらったことに感謝。 この記事は ◆ワンnice◆ 『M1考』 by nice68さん にinspireされて書いたものです。 Top▲ |
by mikansky
| 2006-01-02 22:25
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