ゴールデンウイークと言ってもとりたてて変わったことは無かった私。 唯一やった建設的(なのか?)なことは本棚の整理。 だってもう、どうしようもなくなっちゃってたんですよ。 本棚の奥にもまた本棚なんて状態、想像できる? とっておく本、捨てる本、売れそうな本、に分けて 丸1日がかりの作業になりました。 丸1日費やしたご褒美が、事実上封印状態だった奥の棚から出てきました。 『こども名作全集』。 小学校に上がったときに親が買ってくれたものです。 背表紙に貼られたこんなシールが時代を物語ってますね。 いちばん好きだったのは『家なき少女』。 そう、quiltさんとお会いしたときに話題に上った1冊です。 両親と死に別れ、町工場で働くことになったペリーヌが 自分の手で人生を切り開いていく物語。 特に、貧しい彼女が自分の手で靴を作り、下着を縫い、缶を使って食器をつくり、 自分で釣った魚や、森で取れた野菜や果物で友達をもてなす場面は 私には夢のようだった。 土曜日にはこの本を枕元に置いて、日曜の朝目が覚めると 布団の中で何度も何度も読み返しました。 ぱらぱらと捲っていたら、この全集の全ての本の巻頭に こんな文章が記されていました。 <以下引用> はじめに 本を読んでいると、まだ行ったこともないめずらしい国を旅行したり、 知らない人とあって、楽しいお話をしたりできます。 また、自分では、気がつかなかった、やさしい心や、あたたかい心が、 自分の中にあることに気づいて、明るくなったり、勇気がわいてきたりして、 うれしくなるでしょう。 このように、読んで楽しいお話が、世界にはたくさんあります。 それを集めて、みなさんに、わかりやすいように書きあらためたのが、 この本です。 ちょうど、みなさんのとしごろは、心がすくすくとのびている時です。 それだけに、大切なときでもあります。 どうか、この本のお話の中から、いろいろな人たちの生き方や、 考え方を学んで、心をのばし、正しい、あたたかい人になってください。 発行者 <こども名作全集 日本ブッククラブ発行より> 子供の頃は気づきませんでした。 たとえ気づいて読んだとしても、ぴんとこなかったかもしれない。 大人になった今、初めて読んで、少し涙が出そうになりました。 なんて正しい、あたたかいメッセージ。 正しい、あたたかい人になれた自信はないけど、 本が好きでたまらない人に育ちました。 いい本を作ってくれた人たちと、 いい本を与えてくれた両親に、 感謝です。 Top▲ |
by mikansky
| 2006-05-11 23:43
| book
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