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マンハッタンドロップとリバースアトミックドロップは同じなんだよ

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そりゃあ、ちょっとはみ出した部分からのチラリズム(古っ!)もそそるけど、


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おいしいものにはやっぱりがっぷりとかぶりつきたい・・・
ということで、あんフランス。

チラリズムと結びつけて、というわけではないけれど、
想像力というのは人が生きていく上でかなり重要なものだと思う。
それが欠けている人間は
無意識のうちに、そしてある意味とても無邪気に人を傷つける。

子供は生きてきた時間が短い分、絶対的に経験が少ない。
だから、大人がある程度の知識と情報を与えた上で
想像力を持つ手助けをしてやらなければならないかもしれない。
でも、大人は、その点において他人に頼るわけにはいかないの。
ママに読んでもらったお話から
「叩いたら痛いの?」なんて薄々感じるようでは
手に負えない困ったちゃんなんだよ。

今考えると、驚くべき確率だと思うのだけど、
私はこれまでに2人、
「そんなこと今まで経験したことがないからわからない」
と答える"大人"に出会ったことがある。
事の次第は両方ともほぼ同じ。
1人は私に対して、もう一方はある種の人たちに対して
明らかに失礼な発言をした。
当然私は黙っちゃいないわけで、
その言葉がどれだけ人を傷つけるものかということを説明したのだけど、
相手はどうもぴんときていないようだった。
まるで子供に話すようでイヤだったけれど、
「では、もしあなたが逆の立場だったらどう感じるのか?」と聞いてみた。
答えは
「"もし"なんてことは考えられない。今までに経験したことがないんだから」

私はただ、「えっ?!あんたそんなことを平気で言うの?!」というような発言に対して
「誰かに同じことを言われたら、あんたならどう感じるのだ?」と聞いただけで、
「水牛の背中ってどんな触り心地?」と聞いたわけでも
「蝶野のマンハッタンドロップってどれくらい痛い?」と聞いたわけでもない。
(それですら、想像をすることは可能なわけで、
想像した結果が必ずしも当たっているとは限らないけれど、
思いをめぐらせることで当たりに近づくことは出来る)
想像を絶するような質問ではないことくらい
火を見るより明らかだと思っていたのだけど・・・。
「うへっ?!」
そう、怒るとか、悲しむとかのレベルでなく
「うへっ?!」って言うしかなかった。
マンハッタンドロップとリバースアトミックドロップが同じものだと知ったときの
「はっ? あっ・・・そ、そうなんだ」という感じの軽い虚脱感。
驚きが凄すぎて、180℃どころか360℃回転で元に戻ってきちゃったが故の
"軽い"虚脱感ね。

人としての賢さも、危うさも、魅力も、ずるさも、優しさも、
すべての要素を支える柱のひとつとして
想像力はそこにしっかりとあるべきものだと私は思う。
たかだか80年くらいの人生で人が実際に経験できることなんて
笑い飛ばしたくなるくらいの数でしかない。
だったら、実体験で埋められない部分は思いをめぐらせて
仮埋めをするしかないじゃない。
もちろん、相手によってその埋め方でいいのか、推し量ることも要る。

確かに面倒だよ。
だけど、面倒なことは
その先に結構気持ちのいいものを用意していてくれる。
それでも、
「殴られたことないから、痛いかどうかなんてわからない」というのなら、
上等、
私が正面から殴りかかってあげよう。
(本当はそんな人間は切り離しちゃうものぐさ女なんだけどね、私は)


プレゼント、もらってくれるとうれしいです

Top▲ | by mikansky | 2006-11-23 23:14 | I think...
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