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一通目の恋文・海の向こうの人へ
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Matthewさま

あなた宛に恋文を書こうと考えをめぐらせた時に
ふと気づきました。
私たちはまだ会ったことがない。
それどころか、お互いの声すら知らないのですね。
それなのに、こんなふうにマブダチ(古っ!)的な親愛の情を抱いてしまうのは
どうしてなんだろう。

私は、あなたにはなにやら不思議なつながりを感じています。
いえ、そんなに深刻なものではないのですが、
でも、それはなんとなくふんわりとして、
それでいてすっと真っ直ぐに伸びた気持ちの糸のような。
あなたが私に初めて長いメールをくれたときのことを覚えていますか?
あなたが私に教えてくれたあなたのことを、
私はすでにごく当たり前のようにわかっていました。
そして、私が「わかっているよ」と返事をする前に、
あなたは「きっとmikaさんはわかっているよね」と言った。
私たちが二人とも、言葉を交わす前にお互いのことをわかっていたのは
どうしてなんだろうと、今でも私は時々思うのですよ。

去年の私は、本当に情けないほどに自分を見失っていました。
いろいろなことが、どうしてこんなにも私を苛めるのかと、
それならそのまま神様の意思に任せて私自身が終わりになっても
なにも怖くはないとさえ感じた瞬間もありました。
きっと私は、とてもみっともなくて、醜かった。
でもね、
「隣に座って、黙って手でも握ってあげられたらいいのだけれど」
というあなた言葉に、本当に手を握られたような気持ちになってね、
こんなふうに言ってくれる人がいるだけで、
それだけでもういいじゃん、って何かが吹っ切れた。

matthewさん、
ちょっと大げさな言い方になるけれど、
あなたには、すごくすごく、もっともっと幸せになって欲しいと
私は思っています。
あなたが幸せになればなるほど、
あなたの手から生まれる花束は色を増して、
それを手にした人を幸せにするような気がするの。
そう、あなたは幸せを堰き止めずに循環させることができる人なんじゃないかと。

前にも話したように、私たちはいつか必ず会います。
会うことになっているのよね(笑)
会って、大きなハグをして、昔からずっと知っていたかのように自然に笑い合って、
沢山話をしましょう。
もちろんそこにはあなたの大切なKevinも一緒にいて欲しい。
だから私は今日も500円玉貯金に励むのです。
ハンサムな男2人に囲まれている自分を想像するたびに、
500円玉は加速して貯金箱に落ちていきます(笑)

Thinking of you,
Mika


+matthewさん+
  コメント欄で私が「王子」と呼ぶ、素敵な人。
  サンフランシスコでフローラルデザイナーをされています。
  ブログを通して出会いました。
  彼が生み出す美しいデザインも、すばらしいお料理も、
  パートナーKevinとの関係も、彼自身も、
  私は大好き。
  それにしても、ブログって本当に不思議です。
Top▲ | by mikansky | 2007-02-11 22:24 | other
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