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道具のみが生み出すにあらず
道具のみが生み出すにあらず_a0027105_1029113.jpg
デジタル一眼レフを購入して早・・・どれくらいだ?
とにかく、それなりの期間が経ったのですが、
一向に、デジイチの利点を活用することができない私。


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あちこちのブログを渡り歩いては、
プロ並みの写真を撮る人たちに圧倒されて、テンションがた落ち。
「この人たちと私の違いは何なんだ?!
そうだ、カメラだっ。カメラが良ければ私だって!」
と、安直かつ単純な考えでデジタル一眼レフに飛びついてみたものの、
本当に安直かつ単純な自分に今更ながら気づいて
またもやテンションがた落ち。

だいたいね、
右手で本体をがっちり掴み、左手でズームグリップを回しながら
構図やピントを探る一眼レフ特有のスタイルに憧れていたはずなのに、
結局は、ズームグリップどころか自分が前に出たり後ろに引っ込んだりして
構図を決めている私。ズームレンズの存在意義はいかに?
これじゃ、ケーキをナッペ(クリームでコーティング)する時に
回転台を使っているにもかかわらず自らケーキの周りを回ってしまい、
「mikanskyさん、ご自分が回らなくてもいいんですよ」
と、先生にさりげなく注意されたあの日と同じじゃありませんか。

もし今、
「デジタル一眼ならあんな写真が撮れるに違いない」
と、購入を考えている方がいらっしゃるなら、
敢えて言わせていただきましょう。

"道具ではない"

いいカメラを買えばすぐに魔法を使えるようになるわけではないのです。
カメラの仕組みを理解し、光の仕組みを理解し、
そして何よりも、
身の周りのものや人や景色を、自分なりの視点で見つめる人に
デジイチは力を授け賜うのです!

と、ちょっとインチキ教祖の説教のようになってしまいましたが・・・

とはいえ、もちろん、デジタル一眼レフには
コンパクト一眼レフにはない機能・性能があります。
私も、D40(私のカメラ)で初めて撮った写真の、その鮮やかさに
ちょっとドキっとした瞬間は今でも覚えています。
せっかく私の手元へやってきてくれたカメラです。
もう少しお勉強をして、
もう少し一緒に出かけて、
もう少しカメラへ歩み寄ってみようと思います。
でないと、このままじゃD40がかわいそう。
(「ったく、どうしてこんな奴に買われちゃったかねぇ。
もう少しマシな写真撮らせろっつうの」というカメラのぼやきが
聞こえてきそう)
デジイチ購入を検討されている方も、
この記事で二の足を踏むのではなく、
私はデジイチの楽しさをとことん追求してやるよ!
という心構えで、ぜひ一度、お店などで実物を手に取ってみて下さい。
いろいろと触ってみて、店員さんの話を聞いて、たくさん質問をして、
その挙げ句にちょっと胸がときめいちゃったりしたら、
買いです。

いつかはきっと、味のある写真が撮れる日が来ると信じて。
そのときまでこのブログが続いていれば・・・ご期待あれ!

それにしても、私が撮る写真って食べ物ばかり(笑)
先日頂いた、超セクシーな桃と、
届いた野菜セットに入っていたモロヘイヤで作ったスープです。
Top▲ | by mikansky | 2008-09-03 10:30 | other
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